こんにちは!コテコテツです。
今回も読書した本の感想・要約になります。
この本は、私の理解するところでは、厳しい資本社会での生き残りの方法についての指南であると思います。またこの厳しさの中で成功をつかむためのチーム作りを語っています。
本書ではそのような「友だち」作りに頑張るのでなく、一緒に目的を達成する「仲間」を集めよう、という意味が込められている。
今回は本を読んで印象に残ったところを書かさせていただきます。
2023年、今年は幸福や経済に関係した本を読破して、ここに備忘録として記載していきます。
あらすじ・内容
要約
「なぜチームが必要か、よいチームとはなにか、チームを通して、成し遂げたいビジョンはなにか、どのように仲間と出会うか、チームで動くことで社会をどのように変えられるか」で構成されている
現実としてグローバル資本主義の波が日本に影響していることは存在し、この先もしばらく影響すると考えられる。
一方で、ポスト資本主義にむけた試みや思索が自然発生的に起きており、この先10-20年ではなく50-100年単位で生き方や社会の作り方を考えるためには、本書のような資本主義を前提にした考え方のみでは不十分かもしれない。
ただし、著者の主張する「脱コモディティ化」した人間やその生き方、中央集権的でない分権的な組織というのはポスト資本主義と親和性が高いように思います。
「コモディティとならないようにしよう!」と主張してきた過去の著作に「エリートの人々だけに通用する考え方だ」「弱者には役立たない」「それよりも友だちがほしい」という感想が寄せられていた回答としてこれを書いたという。
著者はおそらくエリートではない層でもチームとしてビジョンを達成することができる、ということを伝えたかったのだろう。
しかし、それでもなおこれはまだエリートのための本、少なくとも現実に追い込まれているひとのためのものとは考えにくい。
ビジョンをかかげ、チームを作り、コモディティ化をさけるためには、そもそもビジョンをかかげることが必要だが、日々生きていくために必死な人間はそれを行うことが困難である可能性が十分にある。
こんな方におすすめ
- 少数で仕事をしたい人
- 若くしてチームを作りたい人
- ビジネススキルを見直したい人
感想
11/13
君に友だちはいらない 瀧本哲史324ページ、3時間
馴れ合いばかりの友達や旧態依然とした“お約束”はいらない、大事なのは目的を共有した「仲間」
そして、チームに貢献出来ない奴はいらない、という徹底的な実力主義
それだけじゃ辛くない?仕事だけじゃないんだよ人生は、と思った#読了 pic.twitter.com/y1qZq4r5hR— yuri@読書垢 (@yuri_book_) November 21, 2022
以上、「君に友だちはいらない」について紹介させていただきました。
本を読んで、成功するチームのメンバーに求められる役割は5つに分けられるが、自分はどの役割を担うことができるのかを考えるだけでも、自分のビジネススキルの見直しにつながり有益であると思いました。
今後の目標を考える際も、自分はどうなりたいのか、そのためには何をすべきか、の指針となりうると感じます。
またチーム作りも、論理的には、皆がやれば陳腐化するわけですが、これを成し遂げるのはそこそこ難しいので陳腐化するまでに相応時間がかかると思います。
したがって、チャレンジする価値はある方法だと思います。
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